7/6再開《音楽xSFxファンタジー戦記》【交響詩】竜の姫と絆のユニゾン ~最強の力は絆の中に。人類に裏切られた天才軍師の俺は六竜姫の激情を調律し和音を奏でて覇道を往く~5サイト33KPV
対話:リリア(王室メイド隊長官) × レヴィア(紅蓮の激情竜姫)
リリア:
第10話から最終話にかけての物語です。カインの指示通り、私はヒカル様の元へ暗殺者として送り込まれました。愛おしいと感じるほどに殺意が湧き上がる、呪われた身体を引きずりながら、私は前線基地へと向かいました。
レヴィア:
あの雨の夜、貴女がヒカルを庇って教団の暗殺者の刃を弾いた姿……。そして、再会を果たしたヒカルの言葉に、壊されたはずの涙を1滴だけ流した姿。貴女がどれほどの地獄を一人で歩いてきたか、後になって知った我は、ただただ貴女を抱きしめたかったわ。
リリア:
ヒカル様の生きていたのかというお声を聞けただけで、私は全てを救われました。あの瞬間、カインの術式が零.1秒だけ貫通し、私は自分の感情を取り戻すことができたのです。
ですが、私の中の殺意のスイッチは、ヒカル様の傍にいる限り常に暴走の危険を孕んでいました。
レヴィア:
貴女は自分の殺意を抑え込むため、ヒカルに触れられる直前で常に半歩下がるようになった。メイドとしての礼儀という壁を作って、永遠に愛する人に触れられない道を選んだのね。その非情な覚悟、我には到底真似できないわ。
リリア:
その後、私は王宮の平穏を守るため、そしていつか自分の殺意が暴走した時にヒカル様が私を止めるための絶対の法則として、メイド教本の執筆を始めました。
しかし、カインが発動した最後のスイッチにより、私の身体は完全に制御を失い、ヒカル様に刃を向けてしまいました。
レヴィア:
あの時、貴女の刃からヒカルを守ったのは、貴女自身が鍛え上げたメイド隊の連携だった。そして、貴女を救ったのは、我ら竜の姫の絆よ! ヴァルキリア姉様の闇の断罪と、ルーナの光の調律によるユニゾンが、貴女の魂を呪縛から解き放ったのよ!
リリア:
本当に、感謝してもしきれません。私の一瞬の躊躇と、メイド隊の皆様の決死の防御、そして王妃様方の光と闇のユニゾン。それらが全て重なり合って、私はようやくカインの支配から完全に自由になることができました。
レヴィア:
当然だわ!
貴女が命を懸けてヒカルを守ったんだもの、今度は我ら竜の姫が全力で貴女を守る番よ!
これでようやく、貴女は本当の意味でヒカルの傍に帰ってくることができたのね。
リリア:
愛と殺意の境界線で足掻き続けた日々は終わりました。
私は再び、リリア・シャイニングとして、ヒカル様の傍らで静かに微笑み続けます。これが、白百合のメイドの、もう一つの戦いの記録です。
【第2回(第10話〜最終話)のポイント】
・最後の特効薬: カインのスイッチにより殺意が暴走する中、ヒカルの生きていたのかという言葉が術式を貫通し、1滴の涙を流させる。
・決死の潜入と悲劇の再会: 味方の兵士を気絶させ、暗殺者を退けながらヒカルの元へたどり着いたリリア。愛と殺意の狭間で苦しむ彼女の壮絶な戦い。
・魂の救済と帰還: ヴァルキリアとルーナの光と闇のユニゾンによって洗脳が完全に解かれ、リリアはヒカルの専属メイドとしての居場所を完全に取り戻す。