句読点 2
悲しむあまりに。
石になるものを。
雨は、
打たなかったのか。
風は、
揺さぶらなかったのか。
いいや。
雨風は通り過ぎず。
いつも、そばに。
けれども。
悲しみの、
押し寄せる、速さに。
追いつくことが、
できなかった。
雨風は、
知っている。
輪郭は淡く。
無いに等しいけれど。
時は、持っていると。
降るたびの。
一滴ごとに。
いつか穿とうとしている。
吹くたびの。
一息ごとに。
覚えていると知らせている。
小さな、ひびが。
寒さに、少しずつ。
開いていくのを、待っている。
中心に。
日差しを届けようと、している。