句読点 2
ひなたに居る、きみの目が。
太陽の光を受けて、
透けたとき。
瞳の奥底に。
明るい緑色が、見えました。
まるで。
透明な半球が隠している、
大切な泉のようであり。
深くに、ひっそりと。
清浄な水を湛えています。
会うたびに、
違う色をしていたから。
きみの目を見るというより。
小さな色合いを探して、
見ていました。
おそらく僕は。
遠くのほうを眺めるような顔を、
していたのではないかと思います。
共同の仕事が終わる日は。
深緑に濃灰を沈めたような。
しんとした、光を含む、
色合いをしていました。
きみの訪れは無くなり。
僕は、細長い色紙の束をめくります。
印の付けてある端っこから、
小さな正方形を切り出して。
明るい順に並べてみると。
日々の泉は。
ひとすじの流れに、変わりました。
きみがポーチまで歩いて来るとき。
空はいつも青く澄んで。
良い風が吹いていました。
白い画用紙に一枚ずつ、
貼り付けていきます。
静かな部屋を出て。
窓辺に立てば。
紙の上にある、流れは。
ほんとうの水面のように。
美しく、光ります。