句読点 2
夜を。
軽々と超えるほど。
暗いなかに、何を見る。
月も星も。
飛行機の赤い点滅も。
遠くの街の輝きも。
無いなかに。
地面の裏側から。
風が運んで、届けようとする。
賑やかな騒めき。
気配や体温であったもの。
それらは。
微かに光る、
とても細やかなもの。
それさえ無いなら。
何も無い。
自分のかたちも。
何も無い。
それでも。
全く。
かまわない。
両手に。
まとわりついて。
飛べるかたちは、
残っていると。
開くなら、掴める。
両手のありかを、
光らせて。
教えるのは、
どうしてだ。