句読点 2
暗くなるまでの、時間を。
測ろうと、
見上げれば。
雲が閉じる、五指の内に。
包まれる、
日。
負けぬと輝き、
隙間をすり抜け。
溢れ出す光が。
天上に向かい、立ちのぼり。
透ける膜になる。
ちらちらと、細かく。
真横に波打ち、
うねっている。
目を凝らしても。
見極められない、
数ある色のうち。
赤だけが鮮明に揺れる。
諦めて引き、
全貌を眺める。
渦を。
駆け下りるような峠を、
越えて行けば。
町並みへの、
直線上に浮かぶのは。
橙。
正しく、ひとつの。
大きな果実。
雲を払いのけ。
おんなじ色の、明るい円を。
背負っている。