句読点 2
なんにも無いのさ。
ああいうふうに。
明るく揺れる、
海面みたいに。
広がっている部分しか、
見えやしないのさ。
深い深いところに生きる。
見知らぬ生き物のことは。
知ってはいるけど、
知らぬふり。
いいんじゃないの。
彼らは知って欲しくて。
生きているわけじゃない。
うねる海面を。
渡る潮風が。
圧縮された、
クリアな青色を。
運んでくるけれど。
深追いなんか、
しないんだ。
存在のかけらが。
散り散りに光って。
いつかの香りに。
散り散りに混じって。
勝手に。
肺の底まで。
滑り込んで、くるけれど。