底辺虫系JKの異世界冒険譚
魔王直々の 名付け など本来自身の幹部にやるかどうか…そういった行為である。
魔王アリシア、千年前 酒呑童子 との魔王位交代により世界に名を轟かせることとなった魔王。
基本的に彼女は自らの領土の守護以外のことはせず他の魔王達の様に大陸内の 人間殲滅 などという行動はみせておらず、それ故に一番人間に過小評価されている魔王である。
しかし魔王の一柱が本気で暴れ出せば他の魔王ですら容易には近づくことはなく魔王アリシアが暴れ出しても例外ではない。
名付け とは元来、自らのMPを消費し自らの因子と 名付け を行った相手の因子を交換する儀式の様なものである。
ヴァイシア の中にはとてつもない勢いで魔王アリシアのの劣化版が届いていた。
ぬぅおぉォ!!!!!
なんじゃこりゃぁぁぁ!!!!
私はそう叫びそうになるのを堪えつつもなんとか魔王アリシアから届くや 竜 と 悪魔 の因子を取り込んでいく。
まさかこうなるとは思わなかった。
いや、 真化 より遥かにマシだけどね?
まさか種族にまで干渉してくるとは思わないじゃん?
とりあえず私の状況の整理といこうかな。
チエさ〜ん!
『了解しました。変化・新規獲得したを表示します。』
よろしく!
「暴体者」⇒「暴体王」
「暴体王」権能
堅牢身体…物理・魔法ヘの圧倒的な耐性をもつ堅牢な肉体強度を持つ。
万能再生…頭部、四肢の欠損すら対応可能な治癒能力を発揮出来る。
超音速再生…音速の数百倍程度の速度で圧倒的な治癒速度を発揮できる。
五感圧倒…数百km先の存在を全ての五感で感知可能となる。
極限身体…を常時、素の150倍にする。
万能反応…肉弾戦に限るがほとんどの攻撃をで回避、迎撃出来る。
総合評価 「暴体者」の頃より遥かに強靭かつ生来の身体能力が向上する。
……、
おっと?
とんでもない強化入ったぞ?
変わったのは 堅牢身体 と 極限身体 か
まずは 極限身体だね。
「暴体者」の頃がだいたい換算で100倍だったから…。
1.5倍の性能向上だね。
エグいな。
次に 堅牢身体 。
魔法的、物理的な耐性を獲得する?
もう持ってるけど?
『「物理攻撃無効」「魔法攻撃無効」の耐性能力は、「耐性大貫通」があれば突破が可能です。
ですがコチラの 堅牢身体 は素の耐性が向上するので「耐性大貫通」を乗せた攻撃でもある程度の防御が可能となります。』
なるほどね。
耐性を貫通されても素の耐久力で防御出来ると…。
でもある程度、なら気を付けないとね〜。
「五大属性無効」権能
地裂無効…土を冠する属性攻撃を無効化する。
炎獄無効…火を冠する属性攻撃を無効化する。
海洋無効…水を冠する属性攻撃を無効化する。
天雷無効…雷を冠する属性攻撃を無効化する。
暴嵐無効…風を冠する属性攻撃を無効化する。
あらやだ…。
ファンタジーの醍醐味とも言える五大属性が無効になってしまったわ。
まぁでも風、雷、土、水には元から耐性あったし今更だね。
でもコレでようやく火系の攻撃をも無効化することが出来るようになるとは…。
昆虫にとっては火はヤバいからね。
効果バツグンよ?
それが効かなくなるだけでもデカいわ〜。
けど水ってカマキリダメじゃね?
種族的にダメだよね?
『無効ではありますが拒絶反応が出ます。更に貫通された場合は火、水は効果バツグンですので気をつけなければ死にます。』
…まさかの弱点…。
アレ?てことは前世の世界の 過去 にやっていたっていう海水浴?も出来ない感じ?
『拒絶反応出ますよ?』
無理そうですね。
分かりました。
まぁ良いや過去の人達の遊びだし?
私も経験したかっただけだからね。
別に〜。
さて次!
「激怒Lv10」権能
身体強化…を増強可能、増強には上限がある。
精神支配無効…精神支配の一切が無効となる。
総合評価 大罪系能力の劣化版、元となったの値が高い為Lv10である。
ほぅほぅ?
私も眷属達に「強欲者」の劣化能力が配布されてはいるけど確かにLvは1で固定だったな。
けっこう人間達を虐殺している時に上がると思っていたのに…。
けどLv固定なら納得出来る。
劣化は所詮劣化って訳だ。
それ以上の性能になる事はないということだ。
それはそれとして強化系が揃いまくってて若干引いている。
身体性能だけならお姉ちゃん達超えてんじゃね?
あとで確認しようっと。
まだあるのか。
「大食Lv10」権能
侵食…肉弾戦に限り触れた対象の部位を侵食する。
万能胃袋… 満腹度 とSPに補正が掛かる。
総合評価 大罪系能力の劣化版、元となったの値が高い為Lv10で固定されている。
大罪・暴食の劣化版能力か…。
つまりアリシアの持つ大罪系能力は憤怒と暴食の二つ…。
普通にヤバッ…。
しかも多分私の物理攻撃に付与可能だし?
相当強いよ?コレ…。
さて次、チエさん関連で獲得しただね。
:通称チエさん
権能
圧倒思考…1万倍程度の思考能力と演算処理能力を発揮する。
多列思考…100を超える 圧倒思考 の複製を造りだし並列で運用する。
思考補助…所有者の思考能力に1万倍程度の補正をかける。
解析鑑定…対象の解析および鑑定を行う。
独立意思…独立的な意思・思考を持ち、獲得も可能。
森羅万象…大抵の情報を網羅可能となる。
詠唱省略…魔法使用の際の詠唱をせずに 完全詠唱 クラスの魔法の行使が可能となる。
能力創造…スキルポイントを使用しの製作を行うことが出来る。
能力統廃合…の統廃合が可能となる。
えげつないね?
元からけっこう雑談とかしてるけどとんだイカれ性能してるよアンタ。
元「創造者」の権能と思われる権能もあるし…。
てか 圧倒思考 と 多列思考 の組み合わせエグくない?
要は1万×100で100万倍の性能でしょ?
『単純な計算では、そうなりますがあまり私を舐めないでください。
並列で運用する思考領域を少しずつ重ね合わせる事で現在の演算能力は1500万倍以上です。』
聞いてないけどエグいこと言ってない?
単純な権能の行使なら100万倍なのに?
更に組み合わせで性能向上させて1500万倍…。
桁が!
0が増えたぞ!!
どうなってやがるがる!!
『私にかかればこんなもんですね。フッ!』
クソ ドヤってんなぁ…。
てかどこが変化したの?
『 森羅万象 が新規獲得の権能ですね。』
持って無かったんだ今まで…。
『持っていなくとも問題ありませんでしたが私自身の獲得の為の実績解除用です。』
…そう、なんとチエさんやりやがっておりました。
なんと私に黙って獲得していたようです!!
それも私に隠蔽してそのは私の化により進化を果たしたようである。
その名も…
究極能力
ハリ◯タか?と思う名前なんだがコレがまたイカれ性能である。
てかは大抵イカれ
性能である。
権能
魔導演算…魔法系の攻撃・防御・バフ・デバフの解析に特化しており解析次第、解除可能となる。
術式精製…想像した魔法術式の精製および運用が可能となる。所有者のMPに依存する。
超魔精密…大魔法を行使しても消費MPが100程度になるなど超精密な 魔力操作 が可能となる。
超魔回復…尋常ならざる速度で消費したMPの回復が出来る。
詠唱破棄…相手の詠唱を破棄し魔法を中断させる。
詠唱干渉…相手の魔法詠唱に干渉しMP消費量や魔法威力を書き換える
完全に魔法特化型のだがえげつない事は確定している。
特に相手の魔法に干渉可能となってしまったのがヤバいだろうね。
簡単に言えば本来MP100で済むのに何故か全部のMPが無くなってしかも威力も半分になってました〜的な事も平気であるわけだし?
そして何より運用するの私じゃなくてチートの極みであるチエさんだからね?
相乗効果でとんでもないことになりそう。
ちなみに「強欲者」は進化しなかった。
恐らく眷属達に劣化版とはいえ力を付与したからだと思うけど真相は分からない。
他にも変わったはあるけどとりあえずチエさんが統廃合しているし…あとで確認しよう。
さて、の変化は大方確認したね。
次は私自身の変化だ。
簡単に言おう私の変化は…。
特になかった。
あるぇ?
一応だがLvも1のままだ。
そもそも私クラスになるとLv上げの為には竜の中でも古参クラスのやつを大量虐殺しないと上がらないのだよ。
それかやなんかのの大量虐殺。
は経験値の塊だからね〜。
あとは人間の大量虐殺。
どれを選ぶにしろ大量虐殺は避けられない。
しかしおかしいな?
悪魔の因子と竜の因子を取り込んだはずでは?
因子を取り込めば少なくとも種族に変質が起こるはずなんだけど…それが一切無かった。
いや、正確に言えば本来ならある筈だったがされたというべきだろう。
元凶は、もちろんチエさんである。
チエさんが何を考え実行したのかはだいたい分かるが一応聞いてみよう。
なんでしたの?
『しなければ間違い無く 悪魔の因子 の影響でとなり大幅な肉体強化や精神の分離による不死性を獲得していたでしょう。』
アレ?
わんちゃん私不死になってたくね?
何してんの?
え、何してんの?
『で・す・が!に変質していた場合、ブランクの 力 により高確率で 消し飛ばされていました 。』
…お?
え?
は?
何故…ブランクが?
何故ブランクがここで登場するの?
ブランクと言えばアレだよ?
種族はで感触以外の五感がほぼ機能してなくて辛うじて聴覚がある程度の存在だよ?
瞳もかなり薄くてほぼ白目みたいになってしまっているにに変質していたら消し飛ばされていた?
流石にないでしょ?
え?
『ブランクには、など内の基本機能の一切が適応されていません。
更にと反する 力 を持っている可能性が高く 魔物 のうよな基礎生物を模した構造の生物ではない や、などはブランクの周辺では抵抗も出来ず生命活動の一切が停止、自壊します。』
なんかエグいんだけど?!
なろう系でも稀にみるような超能力じゃん!!
なるほどね。
謎が解けた。
ブランクの近くにいるとは抵抗も出来ずに自壊する。
だからこそ私がになった場合、私が自壊する可能性を捨てきれなかったのか…。
流石に抵抗も出来ずに死にたくないかな〜。
前世の世界で起こった 戦争 じゃないんだから。
ま、とりあえずになった私の能力の変化はこのぐらいかな?
なんかの魔法特化能力も獲得したし?
物理的にも魔法的にも敵無しだね。
まさに最強格である。
しかしコレでもお姉ちゃん達と同格程度、とは雲泥の戦力差である。
やはり大罪系のは格が違うね。
「どうだ?どうだ?!になった感想は?すっごく強くなっただろう?」
アリシアがぴょこぴょこしながら私に話かけてきた
私が能力確認をしている間の5分程アリシアは話かけてこなかった。
気を使っていたんだろうね。
意外とそういう事も出来ると。
「になる前の10倍ぐらいかな。下手したらもっといくと思うけどね。」
「おぉ〜凄まじい成長っぷりだな!流石私の友だ!」
実際このレベルまで到達するとは思ってなかったようですね!
予想しとけぃ!
別に良いけどさぁ!
こうして私はエグい強化を名前を付けられただけでしてしまった。
インフレが止まらねぇぜ!