底辺虫系JKの異世界冒険譚
「第二形態:発動!!」
第二形態:は種族/別名/ヴァイシアの完全戦闘形態である。
能力的な特徴として 反応速度 、 生命力 、 反射神経 、 飛行能力 、 防御能力 、 攻撃能力 を「暴体王」の50%解放にて底上げする形態である。
形態変化は主に
一つ 第三、第四の腕が出現し手の部位が蟷螂の鎌の様な形態である。
二つ 両目の下、頬から二つの目が出現し合計四つ目が形成される。
三つ 第一、第二の腕の前腕が変形し太く黒い外骨格で覆われる。
四つ 第一、第二の腕の拳部分からの様に四本の頑強な毒針が生える。
五つ 背中から大小の翅が生える。
主な変化は形態変化、能力の上昇などである。
そしてその姿は異形ながらも二人の転移者にとってはもはや慣れた姿である。
「カマキリって聞いてたしそう来るとは思ってたんだけどさぁ〜。マジで同じ様な能力じゃん。」
「思い出すね〜日本異能大会で同じチームとして暴れ回ったあの夏を、。」
「確か日向は最凶害虫って異名で恐れられてたっけ?」
「そうそう、型オンラインゲーム、通称 異能世界 で日向は昆虫の能力が使える幻想種だったからね〜。
特にヤバかったのが日本原産、、、やなんかのヤバいフィジカルエリート共とか、海外産の昆虫達の能力まで再現してたからな。
等身大の昆虫みたいなもんだからヤベェのなんの。」
「フフ、前世では 最悪の魔物 なんて酷い言われようだったね〜。懐かしい懐かしい。
…けど、今の私は昆虫が魔物となりより強力となった存在…。
最悪の魔物 は更なる進化を遂げてるんですねぇ。」
「オワタ」
「あぁ、こりゃダメだ。」
「てか量で負けてんだよなぁ〜。」
「ねぇ〜。」
「やるだけやる〜?」
「そだな。やるか。」
カカオの両眼が蒼く発光する、カカオが特有能力 《ユニークスキル》「天眼」を発動したのである。
権能は
遅延視認…視界内のあらゆる存在の行動速度が自身の視える速度まで遅れて視える。
認識外視…視界外の存在の行動を視認可能となる。
未来予見…対象の未来行動をある程度まで予見する事が出来る。
最善行動…あらゆる視認の果てに自身が一番最善な行動を無意識下で先端する。
現状では、ヴァイシアには到底かなう筈もない。
しかし、および戦闘センスはヴァイシア(黒沢 日向)と同等クラスである。
故に絶望的な差があったとしても回避だけなら何とかなるのである。
やっぱ当たらねぇ!!
一次的とはいえ存在値軽く1%は出してんだけど?!
どうなってんの?!
私の1%って普通に存在値だけなら1億超えるぞ?!
『カカオには未来行動を予見し最適行動を取るがあり更に「軌星王」の権能にて回避能力がを超えています。』
えぇ〜。
私のアドバンテージは?
『によるアドバンテージはないですよ?
100%解放すれば即座に勝てますが、模擬戦でしょう?』
なるほど…つまり応用して戦闘しないとダメか…。
まぁいけるわ。
、上げようかな?
模擬戦闘開始から7分
「なんですか?アレは…。」
「元々戦闘能力が高いとは思っていたけどあそこまで高いとは…。」
「元々魔物って強ければ強い程戦闘技術は磨きませんよねウガイ教官。」
「そうだね。
けど例外的に完全に逸脱した魔物と幾千の死線をくぐり抜けてきた魔物は異常なまでの戦闘技術を保有していることがあるよ。
例えば、シルヴァさんやヴァルアさん、ウネヴァさんだ、あの人達は規格外。
現状で彼女達に勝てる存在は 大罪の称号持ち かそれこそ魔王ぐらいさ。」
「なるほど…。しかしアレは?」
「アレは分からない。」
バキン!バキン!!バキン!!バキン!!
「それマジでやめろや!!」
ふむ、嫌がってるな?よし継続だ!!
私の戦法それは…。
超ゴリ押しで攻撃速度を上げたのである。
当たらねぇなら攻撃範囲と密度を拡張すればどれかは当たるのである。
しかも私の身体は動けば動く分 神経系 が更新されより早く筋肉が動くようになるので今の私の攻撃速度は音速の十倍、ガトリングガン以上の攻撃密度で攻撃しているのである。
どちらかが降参しないと終わらない と言うのが暗黙の了解なので言わないならイエスである。
故に鎌、拳、肘、膝、掴む、投げる、噛み付くの攻撃をランダムでバンバン二人に仕掛けまくる。
実際この世界での 回復系の能力 は練度が高くないと部位再生はしないらしい。
私の場合は魔物だったので問題無かったが 亜人系 たる二人の再生能力は 部位再生 が難しいらしい。
ので!私が練度を高めて上げるべく攻撃を入れまくって上げているのである。
ついでに「回避」はLvが3、「痛覚耐性」はLv2、「苦痛耐性」はLv8ぐらいまで上がっているようだし恩恵はあるようだった。
私優しいね。
「どこが?!」
「死ぬわボケ!!」
「シュンのなら死んでも蘇生するし問題なくね〜?」
「問題しかねぇわ!」
カカオ程の回避能力は無いもののにて死を回避しまくるシュン。
即死級攻撃であるヴァルシアの攻撃だが明らかにヤバいのはが奪われる瞬間があるということである。
この奪う権能に対してのをしなければが片っ端から消え失せ戦闘続行が不可能となる。
シュンのは、ほぼ奪われたのだがせっかく上げていた平均攻撃能力を強化する「強化Lv9」がいつの間にか消え去っていた。
あまりにも情け容赦が無い。
しかし甘えた事を言っている隙が即座に潰される程度にはこの 最悪の魔物 との戦闘など成り立たないのである。
しかし…。
「あぁ〜無理無理!ギブ!」
流石に死なないだけので戦闘してもほぼ勝ち目が無いと判断したシュンがリタイア。
そして…
「うぉぉぉぁい!!!!!!」
「どうした?カカオンの全力はそんな遅かったか?止まって視えたぞ?」
「ぬかせ。」
二人でギリギリさばけていた攻撃が一人となりもはや手に負えなくなってしまった。
そもそも昆虫が元となった魔物たるの眼は複眼である。
その眼の性能によって視てから回避などいとも容易いのである。
しかも隙を、死角を積極的に攻撃しつつ変態的な攻撃速度で全方位から攻撃する事も可能。
−−−−目じゃ追えねぇ。読み切るか。−−−−
そう思ったところでもはや手に追える相手ではないのである。
3分後、
大の字で天を見るカカオの姿があった。
負けである。
というよりはSPの限界が到達し戦闘続行不可能となったのである。
しかし収穫はあった。
カカオの変化
「SP消費大緩和Lv1」「SP高速回復Lv1」「苦痛大耐性Lv4」「斬撃大強化Lv8」
「痛覚耐性Lv5」「回避Lv9」
シュンの変化
「SP消費大緩和Lv3」「SP高速回復Lv1」「苦痛大耐性Lv2」
「痛覚耐性Lv9」「回避Lv6」
とかなりの数のがLvアップし戦闘能力は着実に上がっていた。
「しんどいわ〜。」
「耐えたな〜けっこう。」
「無理無理勝てん。」
「諦めずに頑張ってまでおいで〜。」
「しんどいね。」
こうして異世界からの転移者並びに転生者の模擬戦が終了した。
それから1日後
の茨木童子って鬼とその配下1400名が到着した。
1400名が綺麗に整列しているな。
700名
300名 ・250名
147名
3名
とは種族階級は同程度、つまり性別で種族名が変更されているだけなようだ。
は単体E〜Dランク中位
並びに、は単体Dランク上位〜Bランク。
はAランク下位クラスの実力者…。
はAランクオーバーか?
…ふむ、戦闘となれば私一人で事足りるな。
なんなら戦闘となればを動かしても勝てそうである。
「三魔ノ王:酒呑童子様から派遣された茨木童子と申します。」
「ん、:軍事元帥・ヴァイシアだ。よろしく。」
…以外と礼儀正しいのか?
まだ判断材料に欠けるけど…。
「の軍事指揮を任されているギメルと申すよろしく頼もう、茨木童子殿。」
「よろしくお願いいたします。ギメル殿。」
ふむ、とりあえずうちのギメルに茨木童子の相手は任せようかな?
ちなみにギメルだが名付けと役職を与えた瞬間に即オチしたチョロい奴である。
しかし真面目ではあるので問題なかろう。
ついでに怪しい動きがないか観察任務も任せてあるよ。果たして上手くいくのかな?
何気に初の私からの直の命令である。
まぁ失敗したら斬首とかは流石にしないよ。
そもそも私は仲間には優しくしているつもりだからね。
その数時間後
茨木童子との会話およびの案内を終えたギメル君が戻って来たので、さっそく様子を聞いてみよう。
「報告します。
茨木童子殿ですが特に問題はないかと思います。」
「ほう。」
「普通 と言うのは傲慢かつ他種族を見下す様な言動の多い クズ !ばかりなのですがそう言った言動も見られません。
更に配下の者達の教育も徹底しており見習うべき点も多いと感じました。」
はに住処を追われた種族でもありその際の恨みがエグいのだが、そんな彼がここまで言うなら…信用してもいいかもしれないね。
「それと個人的な問題なのですが…。その〜。」
「ん?」
「少々茨木童子殿に好感が…」
「あ、うん。
とりあえずそこら辺は自由だけどもう少し関係を築いてからにしなさい。
関係を築かずに向かっていっても玉砕するだけだ、いうなれば作戦も地形も把握せず戦場に向かうのと何も変わらんぞ。」
「なるほど…。肝に銘じるであります。」
うんうん。いきなり何を言い出すかと思えば恋愛系の相談は私にはするなよ…。
キツイわ〜。私一切恋愛経験ないからキツイわ〜。
「それともう一つ、茨木童子殿が、元帥に頼みがあるそうでしてここは一つ話だけでも如何でしょうか。」
私に頼み?
まぁ一応 酒呑童子 とは違うと判断して警戒は解いたけどまだ信用ならんし…。
まぁ聞くだけならいいか。
「分かった。聞くので空き時間にでも連れてきてくれ。」
「御意直ぐにでも!」
空き時間しかないようで直ぐに行ってしまった。
その数分後
「連れて参りました。」
思っていたより早かったな。
「どうもヴァルシア様。」
「様付けは必要ないよ。私の部下でも無いわけだしね。あくまでも今は対等な立場だ敬語は必要ない。」
「コレは余がしたいと思いこうしているのです。
それと余の願いにも関係しますので」
少し顔を傾けニコッと笑う茨木。
「それで?私にお願いって?」
私が話を切り出した長話は意味も時間も無駄である速攻でいこう。
「担当直入に言います。
余とその配下1400をヴァルシア様の軍門にお入れください。」
「はぇ?」
…何故だ?君には酒呑童子というヤバい奴たる主がいるだろう?
裏切り行為だよ?面倒くさくなるの確定だよ?
なんなら魔王軍同士で内戦だよ?
辞めて?
しかしその後の説明で私は納得した。いや、納得せざるを得なかった。
まず第一に、酒呑童子の部下ではあったが正式な部下では無かったらしい。
元々は人間国側から来たらしく正式に仲間では無かったようだ。
第二に、私の軍勢の数とその統率力に魅入ったとのこと。
嬉しいけど実戦投入してないからね?
第三コレが一番の決定打でありコッチに来る際に酒呑童子から戻って来なくて良いと言われたらしい。
うん…酷いなアイツ。クズや。
ということで私の軍門に下りたいらしい。
そういう事なら私は大歓迎だよ!虫ばっかでヤバい事なってたからなむしろ大歓迎過ぎるのである。
そういう訳で酒呑童子含めた1400名は私の軍勢に加わった。
ということで私は1400のの前に立つ。
もはや慣れたものである。
既存の軍団と合併させようかとも考えたが…せっかくなら持ち味を生かして貰おう。
そうだなぁ。第四軍勢として…。
「では、コレより茨木童子は私の命の元動いて貰う!
茨木童子!我が軍勢の第四軍団長を任せるのでしっかり働くように!
以後お前達 第四軍団 はである!以上!!」
「「「御意!!」」」
ふう、とりあえず軍団名は決まった。
今後はとして頑張って貰おう。ちなみにグリーンだとなんかダサいので多少変えたグリードにしたよ。
と言う訳で 名前 が無いと不便ということで、・に命名を始める。
ちなみにとなると成長に補正がかかるので進化しやすくなるらしい。
オモロ。
こうして魔王軍の新幹部の軍勢はエグい速度で成長していた。
しかし人類は触れてはならない 兵器 を実戦投入することを閣議決定していたのである。