この作品について
※これは2023年に投稿された内容を一度取り下げたあとに再アップロードしております。内容に相違はございません。
あるところに『まんじゅう』というあだ名のいじめられっ子がいた。彼の趣味は都市伝説雑誌を読み漁ることであったが、その中でも特殊能力を隠し持っている人間『リミット』には強い興味があった。
『リミット』はその能力ゆえに多くの人間から迫害された歴史をもち、この世界から姿を消したと言われている人種である。どうせ作り話だと誰もが笑う中、まんじゅうだけはそこに希望を抱いていた。
なぜなら『リミット』は自分が生きている現代で、影から人間たちを救うヒーロー集団『TEAM craft.』を立ち上げたというのだから。もし彼らが本当にいたのなら、いじめっ子達から自分を救ってくれるかもしれない。
そんな時だった。イジメを発端として、身の危険を感じるような出来事が巻き起こる。クラスメイトの悪ふざけで橋の上から背中を押され、そのまま転落してしまったのだ。死さえも覚悟したまんじゅうは、恐怖のあまり思わず目を閉じる。だが聞こえてきたのはクラスメイトの悲鳴ではなく、彼を不信がる声だった。
恐る恐る目を開けると、彼は何事もなかったように川辺に立っていた。
そう、まるで”空でも飛んだ”かのように……。
「まさか、僕自身がリミットなのか――?」
その後彼は自らを『リミット』だと言い張り、都市伝説として闇の中に消えかかっている『TEAM craft.』への入隊を懇願した。
「こんな僕でも、生きていていい場所があるのかもしれない」
そしてついにやって来る。『TEAM craft.』から、本物の”異常者”が――。
バケモノと呼ばれる人間たちが集う『TEAM craft.』の中で徐々に能力が開花し、日常が変化していく15歳少年の成長物語。そしてそれを取り巻く人間と、バケモノ扱いされるリミット達の生と死の葛藤。
世の中の『はみ出しもの』とされていても、生きていていいんですか……?
悩める少年少女諸君。僕の小説で生きてくれ!