小説チンギスハン戦記 モンゴル帝国への覇道N8981MM
あらすじ
この作品について
血の塊を握って生まれた少年、テムジン。
草原最強と謳われた父を毒殺され、一族には見捨てられ、母と幼い弟妹だけで荒野に放り出された。家畜もない。仲間もいない。あるのは飢えと、凍える夜と、いつ殺されるかわからない恐怖だけ。
——でも、この少年は折れなかった。
生き延びるために異母兄を殺し、敵に囚われて首枷をはめられ、それでも逃げて、這い上がった。たった一人の友と出会い、奪われた妻を取り戻すために初めて軍を率いる。
やがてテムジンは知る。草原の戦いは、腕っぷしだけじゃ勝てない。
五百歩先を射抜く複合弓。一人五頭の替え馬による驚異の機動力。偽装退却で敵を殲滅するマングダイ戦術。氏族の壁をぶち壊す十進法の軍制。敵国から技術者ごと吸収する攻城兵器。そして帝国全土を繋ぐ情報ネットワーク「ヤム」——
これは「野蛮な遊牧民が暴れ回った話」じゃない。
世界史上最大の帝国を、技術と合理性と、折れない意志で作り上げた男の物語だ。
最底辺から始まった少年は、草原を統一し、大国を滅ぼし、やがて「チンギスハン」の名で世界を震撼させる。
モンゴル帝国——その全てはここから始まった。
全 51 話
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