小説『無能な君との婚約は破棄する』と笑われたの…N9162MM
あらすじ
この作品について
夜会の中央で、第二王子は笑いながら言った。『無能な君との婚約は破棄する』と。
わたくしの返事は一言。「かしこまりました」。
――ご存知なかったのかしら。王都の穀物も、塩も、絹も、その帳簿の署名は全部わたくしだったこと。
婚約破棄の違約条項に基づき、持参財産・専属職人・交易網、わたくしの物はすべて持って隣国へ参ります。壊しません。奪いません。ただ、返していただくだけ。
さて――王家の金庫は、何日保つかしら。
これは、『無能』と呼ばれた令嬢が本当の居場所と本物の愛を見つけるまでの、静かで痛快な移住の記録。
全 35 話
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