句読点 2
点る花
明け方に、青く。
点っているのは、
山桜。
点滅するように、
山なみのなかに。
点在している。
全体が、緑色に。
染まるには早い今。
合図をしている。
春が来たと、木々に。
知らせているのを。
通りすがりに眺める。
雪解けに失う白さと。
空いたままのスペースを。
埋めて、点っている。
ふきのとう侍
きみらは。
家族か。
そんなふうに。
こもりこもりと。
ひと群れずつに分かれているが。
そうだが。
何用か?
ひとつふたつ。
持って帰り。
庭に植えたら。
来年の春には、
増えるだろうか。
知るか!
きさまなどに!
黙って攫われる我々ではない!
集めておいたスギ花粉を!
ぶちかましてやる!
撃てーい!
って。
感じかな。
離れ離れにするのは止めよう。
道端のふきのとうを、
眺めるだけにして。
美味しさを思う。
天ぷら。
味噌。
しかし。
すごい数だね。
コンクリート壁の、
隙間から出ている、
強者まである。
侍だね。