句読点 2
ぶぉりゅーむ上げてさ。
端の見えない雑踏の。
ゆらめきも、
ざわめきも。
ビル群に混ぜ込んで。
いろんな色した、
ひとまとめに。
してしまうんだ。
ぜんぜん違うところに、
飛んで行きたくて。
痛いくらいの音で、
ぜんぶを遠ざける。
もしも。
行けるなら。
聴いてみるんだ。
人の立てる音じゃない。
人じゃないものが鳴らす音。
世界はきっと。
優しい音を持っている。
作り出したんじゃない、
そのままの音を立てている。
つながりたくて。
分厚く被せた、震える膜を。
そこではきっと、外すんだ。
だけど、
ほんとうは。
知っているんだ。
ここにもあるってことをさ。
街とイヤホンの。
すきまに、あいだに。
あるいは少し、上のほうにさ。