句読点 2
そのまま居なよ、君。
しばらく。
留まって居なよ。
屋根のそばに、
留まるあいだは。
雨は、真っ直ぐに降る。
羽に絡まるものも、
やがて流れて。
落ちていく。
君の羽はくたびれて。
薄汚れているけれど。
わずかに見えている、
美しい青紫色は。
もとの君の。
色合いのひとつだと分かる。
からだを覆っている、
埃は。
どんな空にも負けずに、
飛んで来たことを教える。
どれほどの距離か。
どんなふうに、
切り抜けて来たか。
君は言わない。
よく通る声で。
これから辿り着く、
仲間を呼んでいる。
朝の日は。
君の広げる、羽の内側を。
淡い黄色に、透かしている。
繊細な羽を持つ、
からだひとつで。
君は戻って来た。