句読点 2
四度目の正直
からすが。
丸い実を四回目に落としたとき。
硬い殻はようやく弾け飛んだ。
からすは中身の白い部分を、
美味しそうに残さず食べた。
飛んで行ったあと、見たら。
殻は二つ分落ちていた。
ここでいつも。
朝ごはんを食べるのかもしれない。
つばめ戻る
つばめが戻ってきて。
賑やかに鳴いている。
扉を開けて荷室にいたら。
一羽が確認しにきた。
羽ばたきながら空中停止、
じっと中を見る。
入ってきそうだから。
片手を開いて見せて、
ダメと言ったら。
人間だとわかったらしく、
飛んで行った。
広げていた羽の内側が、
日に透けて淡い黄色に見えた。
羽の表面はくたびれて、
ほんの少しだけ青紫がのぞいていた。
到着してすぐ巣を作り始めるのかな。
だけどまずは、よくお休み。
荷室は狙わないでね。