ダッフル侯爵家の嫡男・リチャードと『書類上の婚約者』となったノートル男爵家の令嬢・ルシアン。 彼女は持ち前の天才的なビジネスセンスを発揮し、彼の実家の借金を返済すべく、権利の16分割や『どんぐり計画』で領地を劇的に大復興させていく!すべては、リチャードが真の想い人と結ばれるための「円満な婚約解消」のため。だったはずなのに。 そんな中、隣国の王子がルシアンに急接近! リチャードは、なぜか焦り始める。
二十三年前、砂鐘町の夏祭りを砂じん旋風が襲った。赤い時計の下で身動きが取れなくなった十歳の恵梨花は、「銀色の指輪をした謎の男」に救われたと伝えられてきた。その出来事は町の美しい伝説となり、時計は事故発生時刻の午後四時十七分で止められたままだった。 叔母の芙美が亡くなり、三十三歳になった恵梨花は、閉店したBAR SFを整理するため、二十三年ぶりに町へ戻る。店に残されていたのは、銀色の指輪、三十一人分の録音、そして空白の三十二本目のテープだった。 録音を復元すると、一人の英雄による救出として語られてきた五分間に、数え切れない人々の行動があったことが明らかになる。恐怖で動けなかった咲輝、指示を待ち続けた大生、工具を返せなかった航大、誤った記事を書いた弘樹。そして事故当時、恵梨花の手を握り、「ケーキより甘い言葉」をかけ続けていた大輔。 同じ出来事でも、立場が違えば記憶の形も変わる。何もできなかったと思う人が、誰かにとっては命の恩人かもしれない。正しいと思って広めた物語が、別の人の人生を奪っているかもしれない。 やがて銀色の指輪の持ち主と、芙美が隠していた「一生に一度の恋」が明らかになる。恵梨花たちは、伝説の英雄を探すのではなく、語られなかった人生や、語らないと決めた沈黙まで守る道を選ぶ。 止まった赤い時計が再び動くとき、七人は過去を消すのではなく、それぞれの人生に次の一分を刻み始める。
東京では近年、『感情の薄い人間』が増え続けていた 高校生・神崎トワには 人の魂が『色』として見える 怒りは赤 優しさは金 孤独は青 だがある日 渋谷スクランブル交差点で 彼女は初めて出会う 魂の色を一切持たない少年に 空木レン その出会いをきっかけに、トワの日常は崩れはじめる 政府の極秘組織 人の魂を蝕む存在 そして、 日本神話の時代から隠されてきた 『黄泉』の事実 これは、空っぽの少年と 魂を生む少女が出会う 現代神話
地方都市の外れに構えた喫茶いしかわ。 古民家カフェのような、ちょっとレトロな店構え。 あまり喫茶店らしくないメニューが豊富なこの店には、いろんなお客さまが訪れる。そう、いろんなお客さまが。 これは、マスターと呼ばれたがる父親とふたりで店を回す石川ゆかりを中心にお送りする、日常の(たまには非日常の)物語。 ◇ ◇ ◇ 途中からだいぶラブコメに寄せてますが、基本的には日常にまつわるお話です。日常の皮をかぶったメルヘンのような気がしないでもないですが、日常なんです。「そんなやつおらんわ」って気分になろうが「どこが日常やねん」とツッコミを止められなかろうが、日常と言ったら日常です。スローライフです。たぶん。 目指せ! 読むビタミン剤! ……というかむしろ箸休めにしていただければ嬉しいです。
最強の魔導士アルフレッドは勇者とともに魔王を討伐したが、呪いの矢を膝に受けてしまった。 膝を痛めたとはいえ、アルフレッドが最強の魔導士なのは変わりない。 「新設される騎士団の団長になってほしい」「ギルド長になってくれないか」「北の山にドラゴンが出たから討伐してほしい」 静養したいアルフレッドを周囲は放っておいてくれない。 そこでアルフレッドは、誰も自分を知らない片田舎で静養することを決意する。 『ムルグ村の衛兵募集。狼と猪が出て困っています。報酬は衣食住。※村には温泉があります』 「これだ!」 最強の魔導士おっさんはのんびり田舎のスローライフがはじまる! おかげさまで日間総合1位、週間総合1位、月間総合1位になりました。ありがとうございます! *カクヨム、ネオページにも投稿しています。
法事の日の「虚宿」、梅雨の「梅仕事」、節分の豆まき、七夕の短冊――。 レンは暮らしの中で見つけた小さな「なぜ?」を追いかけながら、昔から受け継がれてきた言葉や習慣に出会っていく。 子供の目を通して、季節と家族と時間のつながりを描く連作童話。 Noteにも転載してます。
42歳・脱サラ治療院経営者×18歳・食いしん坊な失恋女子高生×43歳・妖艶な母親。 お墓参りで10年ぶりに瀬戸田を訪れた折口さとし(通称:サッサン)。そこで再会したのは、幼馴染との恋に敗れ、傷心真っ只中の美少女・内海美波だった。 「おじさんは、私のヒーローなんだから!」 訳あり女子高生を放っておけず、彼女と広島の神社を巡る「御朱印集めの旅」へ出発したサッサン。さらに2章の京都編では、美波の美人な母親・美鈴までもが緊急参戦!?さとしを巡り親子で火花を散らす! ――「美人親子が、42歳独身人生まい進中の俺に迫ってくるなんて、きっと俺の妄想による勘違いに決まってる!」 そう自分に言い聞かせ、必死に鈍感を貫くサッサンと、食い意地全開な美少女&美熟女の母娘が織りなす、美味しいグルメと御朱印と恋愛模様のドタバタ珍道中、ここに開幕! ※本作品は、旅先での御朱印巡りやご当地グルメを楽しみつつ、ほんのちょっとの恋(と勘違い)を楽しむほんわかコメディ紀行です。
神々と人が生きる世界・常世。 夜の神・夜姫が黄昏都で出会ったのは、自らの「対」である太陽神――世界を照らす最高神・天照だった。 誰にも心を明かさず、ただ世界を照らし続ける天照。 夜姫は彼のもとへ花を運び、神々と笑い、人の営みに触れながら、いつかその隣に立てるよう、夜を統べる神へと成長していく。 夜姫の成長と二柱の絆は、神々が守ってきた秩序を少しずつ揺らし始める。 なぜ夜の神は、太陽の「対」として生まれたのか。 二柱の間に流れた百年は、やがて何を残すのか。 神々と人の世界を舞台に、愛すること、選ばなかった道、取り返しのつかない時間を描く、長い恋と祈りの物語。 ★毎日21時更新 ※拙作の天照は、男神として書いています。 ※なろう版は一部加筆・改稿しています。 ※日本神話をモチーフにしていますが、舞台と設定は独自のものです。 ※幼少期は夜姫の成長を中心に描き、恋愛が動くのは成長後です。
異世界転移なのに、なのになぁ。 気づけば異世界の山の中に取り残された主人公。 現代社会に生きる日本人に戦いの才能なんてあるわけない、チート能力だってもらえるわけじゃない。 それでも無難に生きたいんだ、その為にもそれなりに頑張ろう。 スライムよりも弱い主人公はレベルアップすることなく理解力だけでこの世界を生き抜いていく。 頑張れ主人公、名前を決めてもらえるその日まで! 2017年9月26日より更新中、評価やブクマ等でモチベが維持できますので面白いと感じたならば是非ぜひお願い致します。 2018/01/30 第6回 ネット小説大賞 期間中受賞いたしました。 書籍3巻、コミカライズ版4巻が出版されております。
これは、世界に散った小さな奇跡たちが、ひとつの光に戻る物語。 人、人ならざるもの、動物、すべての命が交差し、 その瞬間だけに灯る”ひとひらの灯火” 最後にすべてが繋がったとき、あなたの中にも、ひとつの灯が灯る。