余、ダンジョンコアにつき侵入者には死んでもらう。 ~ゴブリン二十匹から始める最弱迷宮譚~
若い測量士は、また来た。
白砂の袋を背負い、細鎖を腰に巻き、測水鐘を首から下げて。
ただし、前とは違う。
人数が少ない。
護衛が二人。
封迷技師見習いが一人。
そして、若い測量士。
合計四人。
少ない。
少なすぎる。
「……捨て駒だな」
《その可能性が高いです》
白い部屋の監視面には、迷宮入口前の森が映っていた。
迷宮の外は、余の目が届きにくい。
だが、今はフィルエの契約糸がある。
森の葉擦れ。
靴裏が湿った土を踏む音。
白砂袋の擦れる音。
護衛の苛立った声。
それらが、細い糸を通して白い部屋まで届いていた。
『ロード』
「何だ」
『若い測量士、かなり疑われてる』
「前の調査で死体を置いて逃げたからか」
『うん。正しい判断だったけど、人間側ではそう見られてない』
「人間は面倒だな」
死体を拾おうとして死ぬ。
死体を置いて逃げたら責められる。
どちらに転んでも、迷宮から見れば隙になる。
入口前で、護衛の一人が若い測量士に言った。
「今度は逃げるなよ」
若い測量士は、白砂袋を下ろしながら答えた。
「必要なら逃げます」
「あ?」
「全滅するより、記録を持ち帰る方がいい」
護衛が胸倉を掴もうとした。
だが封迷技師見習いが間に入る。
「やめろ。杭師殿の指示だ。こいつの目は使う」
使う。
その言葉を聞いた時、若い測量士の顔がわずかに曇った。
仲間として連れてこられたのではない。
道具として持ち込まれた。
本人も、それを分かっている顔だった。
「フィルエ」
『うん』
「あいつは、もう人間側で浮いているな」
『浮いてる。でも、まだ落ちてはいない』
「なら、落とす」
《殺害しますか》
「違う」
余は監視面を見下ろした。
若い測量士は危険だ。
戻り水に気づいた。
白砂の異常にも気づいた。
音を捨て、足跡を捨て、死体を捨てる判断までした。
だが、だからこそ殺すだけでは惜しい。
迷宮を測る目。
外へ報告を持ち帰る手。
人間側に疑われ始めた立場。
全部、使える。
「今日は、殺さず落とす」
四人は迷宮へ入った。
入口に白砂を撒く。
細鎖を垂らす。
測水鐘を鳴らす。
ちりん。
澄んだ音が、第一層の湿った通路に落ちた。
若い測量士は、足元を見すぎない。
見たいはずだ。
白砂の筋。
戻り水の濡れ。
影縫いの起点。
その全部を見たいはずだ。
だが、前回で学んでいる。
足元を見れば止められる。
視線を落とせば、天井を見ない。
だから彼は、床と壁の境目を見るように歩いていた。
「厄介だな」
《はい》
「だが、よい」
《よいのですか》
「見る奴には、見せたいものだけを見せればいい」
余は指示を出した。
「影縫い大蜘蛛。白砂には触るな」
《白砂改竄を停止しますか》
「今日はな」
《理由は》
「前と同じことをすれば、あいつは“迷宮が砂を消す”と確信する。今日は消さない。砂を信用させる」
《了解》
「カゲヌイも待機。まだ影を縫うな」
白砂は乱れない。
戻り水も動かない。
測水鐘も、正しく鳴る。
迷宮は静かだった。
護衛の一人が鼻で笑う。
「何も起きねえじゃねえか」
若い測量士は答えない。
ただ、白砂の端を見て呟いた。
「静かすぎる」
「臆病者のくせに、今度は静かだと怖いのか」
「怖いです」
その声に、護衛が一瞬詰まる。
若い測量士は続けた。
「怖いから見ます。怖くないと思った人から死にます」
「……気味悪い奴だな」
よい。
実によい。
人間側で浮くはずだ。
こいつはもう、恐怖を恥だと思っていない。
恐怖を道具にしている。
それはロードに近い。
だからこそ、落としやすい。
四人は第二層《偽封餌場》へ入った。
床下には、蟲の腹。
壁裏には、赤錆噛み。
横穴には、湿骨兵。
天井には、影縫い大蜘蛛。
針路には、影縫い罠師カゲヌイ。
そして奥には、灰刃追跡者。
ただし、最初に動かすのは戻り水ではない。
「マネ」
「ギ」
「護衛の声を出せ。後ろからだ」
「ギィ」
通路の後方で、護衛の声が響いた。
「おい、測量士。戻れ」
四人が振り返った。
護衛本人も振り返った。
「俺は言ってねえ!」
「分かっています!」
若い測量士が即座に叫ぶ。
「声を信用しないで!」
早い。
判断が早い。
だが、全員が振り返った。
その一拍で十分だ。
「赤錆噛み」
《待機中》
「右の護衛。膝具の留め金を噛め」
《了解》
壁裏の細穴から、赤錆色の小さな影が走る。
灰噛みネズミから変質進化した、金属を喰う小さな歯。
赤錆噛み。
戦わない。
殺しに飛びかからない。
ただ、敵が壊れないと思っているものを壊す。
ぎり。
ぎりぎり。
護衛の膝具の裏金に、赤い錆が浮いた。
護衛はまだ気づかない。
偽声に意識を取られている。
若い測量士だけが、視線を落としかけた。
だが、足元を見すぎないという自分の判断を守ってしまった。
だから、見逃した。
膝留めが外れる。
「うおっ?」
護衛の右膝が落ちた。
体勢が崩れる。
その真横の壁が、湿った音を立てて割れた。
湿骨兵の槍が突き出る。
狙いは胴ではない。
膝裏。
崩れた足を、さらに壊す。
「ぎゃあああっ!」
護衛が白砂の上に転がった。
「引け!」
封迷技師見習いが札を構える。
「使うな!」
若い測量士が叫んだ。
「白光に蟲が来ます!」
「じゃあどうしろってんだ!」
「足を切って下がる!」
空気が凍った。
倒れた護衛が、若い測量士を見上げる。
「ふざけんな……!」
もう一人の護衛も、封迷技師見習いも、若い測量士を見た。
正しい。
だが冷たい。
正しいのに、人間の中では許されない判断。
若い測量士の顔が歪む。
自分で言った言葉に、自分で傷ついている。
それでも判断は変えない。
「ここで止まれば、全員死にます!」
「なら、まず一人だ」
余は静かに命じた。
「湿骨兵。殺せ」
二本目の骨槍が、倒れた護衛の首を貫いた。
《対象一名、死亡》
《ソウル獲得:十九》
ソウルが流れ込む。
白い部屋の奥が、わずかに熱を持った。
必要だ。
ソウルがなければ、迷宮は何もできない。
殺して、得る。
得て、育てる。
ロードの仕事だ。
倒れた護衛の死体へ、アンデッドゴブリンが壁裏から這い寄る。
腐った腕で足首を掴み、ずるずると奥へ引きずり込む。
若い測量士はそれを見た。
顔を青くした。
だが、手を伸ばさない。
前回と同じ失敗をしない。
死体は餌だと、もう知っている。
「学んでいるな」
《危険観測餌としての精度が上昇しています》
「だから落とす価値がある」
残った三人は後退しようとした。
そこで、初めて戻り水を動かす。
床下を、細く。
白砂の上ではない。
白砂の下を。
水は流れた。
表面は濡れない。
だが砂の重さだけが変わる。
踏んだ場所が、わずかに沈む。
戻った水が、足跡の下から押し返す。
若い測量士が止まった。
「砂の表面じゃない……下だ」
よく気づく。
だが遅い。
「カゲヌイ」
《待機解除》
「封迷技師見習いの影を縫え」
影縫い罠師カゲヌイの針が、白砂の下へ潜った影を刺した。
封迷技師見習いの足が止まる。
「動けな――」
言い終わる前に、天井から影縫い大蜘蛛の糸が落ちた。
首ではない。
手首。
札を持つ腕を絡める。
「札を!」
残った護衛が剣を振る。
その剣の鍔に、赤錆噛みが飛びついた。
ぎり。
金具が腐る。
振った瞬間、刃の角度がずれた。
糸は切れない。
「灰灯喰い蟲」
《成体一匹、出します》
「札だけ食え。腹いっぱいにするな」
床下から灰灯喰い蟲が飛び出した。
白い札に食らいつき、光を吸う。
ちりちりと白火が散り、札の端が黒く腐る。
封迷技師見習いが悲鳴を上げた。
その胸へ、湿骨兵の槍が入った。
深く。
確実に。
《対象一名、死亡》
《ソウル獲得:十六》
「二人目」
余は息を吐いた。
「ここまでは予定通りだ」
《残存敵:護衛一、若い測量士一》
「護衛は逃がすな。測量士は奥へ落とす」
《了解》
残った護衛は、死体を見た。
封迷技師見習いが崩れるのを見た。
そして、若い測量士を見た。
「お前のせいだ……!」
「違います。下がってください。まだ生きられます」
「黙れ!」
護衛は出口へ走った。
迷宮の外へ。
人間の光がある方へ。
入口へ。
その時、通路の奥で泥が盛り上がった。
ずるり、と床が膨れる。
湿灰と泥が混ざり、骨片を含んだ肉のように盛り上がる。
その中から、巨大なゴブリンが姿を現した。
グズ。
泥門番長ゴブリン。
最初の頃の、そこらで小便を垂れるだけの馬鹿なゴブリンではない。
門を覚えた。
泥を覚えた。
侵入者を押し返すことを覚えた。
迷靄洞の入口を守る、泥の門番。
手には、泥と骨片と壊れた盾の残骸で固めた棍棒。
通路いっぱいに立ち塞がったグズが、濁った息を吐いた。
「グオオオオオオッ!」
咆哮だけで、白砂が震えた。
護衛が足を止める。
「な、何だよ……あれ……!」
若い測量士が叫ぶ。
「出口へ行かないでください! そこはもう出口じゃない!」
正しい。
だが、もう遅い。
護衛は外へ逃げたい。
だから出口を見る。
出口を見た時点で、グズの間合いだ。
「グズ」
余は命じた。
「殺すな。押し返せ」
「グオッ!」
グズが棍棒を横に振った。
護衛は盾で受けた。
だが、受けきれない。
盾ごと体が浮き、壁に叩きつけられる。
骨が軋む音がした。
まだ死んでいない。
だが出口へは行けない。
グズが通路を塞いでいる。
背後には迷宮。
前には門番。
奥には、灰刃追跡者。
若い測量士の顔から血の気が引いた。
「逃げ道を……選ばされている……」
そうだ。
グズは殺すために出したのではない。
出口を奪うために出した。
外へ逃げようとした人間を、奥へ押し返すために出した。
迷宮は奥だけではない。
入口も、すでに腹の中だと理解させるために。
護衛は、恐怖に押されて奥へ逃げた。
若い測量士とは反対方向へ。
「違う! そっちは――」
若い測量士の声は届かない。
奥から、灰色の刃鳴りがした。
灰刃追跡者が現れた。
割れた兜。
落武者のような影。
灰を帯びた刃。
封迷箱の白線を記憶し、白杭の歪みを道として読み、測量線さえ追跡路へ変える魔物。
《灰刃追跡者、封線追い起動》
護衛が曲がる。
追跡者は、すでにその先にいる。
護衛が戻る。
追跡者は、戻り道の線を読んでいる。
迷宮内ならどこまでも追う。
走らない。
焦らない。
ただ、逃げ道の終わりに立つ。
「来るな……来るなああああっ!」
護衛の叫びが、通路の奥で途切れた。
一閃。
《対象一名、死亡》
《ソウル獲得:二十一》
《合計獲得ソウル:五十六》
白い部屋に、静かな熱が満ちた。
いい。
これでソウルは得た。
迷宮は損耗を補える。
蟲の腹も、赤錆噛みの走路も、グズの泥門も、さらに強化できる。
だが、まだ本命が残っている。
若い測量士だけが、第二層に残された。
・
・
若い測量士は、動かなかった。
動けなかったのではない。
動かない方が生存率が高いと判断したのだ。
白砂の上に立ち尽くし、測水鐘を握り、細鎖を垂らしたまま震えている。
後ろには、グズ。
出口を塞ぐ泥門番長。
前には、灰刃追跡者。
逃げ道を先に読む刃。
天井には、影縫い大蜘蛛の糸。
床下には、戻り水。
壁裏には、赤錆噛み。
彼の影の端には、カゲヌイの針。
完全に詰みだった。
《殺害可能です》
「殺すな」
《了解》
『ロード』
フィルエの声が、契約糸から柔らかく響いた。
『ここからだよ』
「分かっている」
余は監視面を見下ろした。
若い測量士は、迷宮の中で一人になった。
仲間は死んだ。
外は彼を捨て駒にした。
中は彼を殺せる。
だが、殺さない。
それが一番怖い。
灰刃追跡者が一歩近づいた。
若い測量士の膝が震える。
グズが後ろで棍棒を床に置く。
逃げ道が、音を立てて閉じた。
「なぜ……殺さない」
若い測量士が呟いた。
声は小さい。
だが迷宮の中では聞こえる。
「マネ」
「ギ」
「余の言葉を真似ろ。ただし、声は若い測量士自身の声で」
「ギィ」
通路に、若い測量士自身の声が響いた。
「おまえは、もう測る側ではない」
若い測量士の顔が引きつった。
自分の声が、自分ではない言葉を喋っている。
その気味悪さに、息が乱れる。
「おまえは、測られる側へ落ちた」
白砂の下で、戻り水が動いた。
表面を濡らさず、砂粒だけを押す。
白砂がゆっくりと崩れ、文字を作った。
⸻
北
⸻
若い測量士が、それを見た。
「北……?」
違う。
戻り水の本脈は北ではない。
だが、人間側にそう思わせる。
そう書かせる。
そう報告させる。
フィルエの契約糸が、若い測量士の足元近くまで伸びた。
直接は触れない。
まだ契約ではない。
だが、道を示すには十分だった。
『ロード、短く』
「分かっている」
マネが、若い測量士の声で続ける。
「生きて帰りたければ、記録しろ」
白砂がさらに動いた。
⸻
戻り水の中心は北側にある
⸻
若い測量士は息を呑んだ。
「嘘を、書けってことか」
余は笑った。
理解が早い。
実にいい。
「嘘ではない」
マネが、若い測量士の声で言う。
「おまえが生きるための地図だ」
「僕が、それを書いたら……」
若い測量士は、震えながら問う。
「次に来る人たちが、北へ行く」
「そうだ」
「死ぬ」
「かもしれぬ」
「僕は、人間を売ることになる」
余は黙った。
ここで甘いことを言うつもりはない。
ロードは人間を救うためにいるのではない。
迷宮が生きるためにいる。
余が消えないためにいる。
「マネ」
「ギ」
「そのまま伝えろ」
若い測量士の声が、迷宮に響く。
「ならば、外へ戻れ。そして外の人間に言え。迷宮は優しかった、とな」
若い測量士が歯を食いしばった。
「……違う」
「そうだ。違う」
白砂の文字が崩れる。
次の文字が浮かぶ。
⸻
選べ
⸻
灰刃追跡者が刃を上げた。
グズが棍棒を握り直す。
影縫い大蜘蛛の糸が、わずかに揺れる。
カゲヌイの針が、彼の影の端に触れる。
殺せる。
今すぐ。
若い測量士は、それを見た。
そして、自分の足元を見た。
白砂。
戻り水。
影。
地図。
彼は測量士だ。
道を読む者だ。
だから分かる。
今、生き残る道は一つしかない。
若い測量士は、測水鐘を床に置いた。
細鎖を外した。
白砂の上に膝をついた。
震える指で、白砂に書く。
⸻
戻り水の中心は北側にある
⸻
その瞬間、カゲヌイの針が影から抜けた。
影縫い大蜘蛛の糸が天井へ戻る。
灰刃追跡者が刃を下ろす。
グズが、出口を塞いでいた巨体を半歩だけずらした。
戻り水が、出口へ向かう細い濡れ道を作る。
《半契約条件、成立》
「半契約?」
《正式な従属契約ではありません。ただし、対象は迷宮の利益となる偽記録を自発的に作成しました》
「分類を変更しろ」
《危険観測餌から変更可能です》
「変更だ」
白い部屋の床に、新しい文字が刻まれる。
⸻
若い測量士
分類変更:
危険観測餌
↓
迷宮の地図に落ちた者
状態:
半契約未満。
迷宮側の偽報告を一度受諾。
記録係候補として監視継続。
聖杭技師からの疑念に注意。
⸻
「よし」
余は静かに言った。
「測量士は、余の地図に落ちた」
若い測量士は、生きて迷宮を出た。
ただ一人で。
護衛二人も、封迷技師見習いも戻らない。
彼だけが、白砂に濡れた靴で森へ出る。
外で待っていた者たちが騒いだ。
「他はどうした!」
「何があった!」
「報告しろ!」
若い測量士は、しばらく何も言わなかった。
喉が震えている。
膝も震えている。
だが、生きている。
迷宮が殺さなかったからだ。
やがて、掠れた声で答えた。
「戻り水を確認しました」
少し離れた場所に、聖杭技師がいた。
白杭に手を置き、静かに若い測量士を見ている。
「場所は」
若い測量士は、ほんの一瞬だけ迷宮の入口を振り返った。
そこには何も見えない。
だが、余は見ている。
フィルエも見ている。
グズも泥の奥で息を潜めている。
灰刃追跡者も、奥で刃を鳴らしている。
若い測量士は言った。
「北側です」
聖杭技師の目が細くなる。
「本当に?」
若い測量士の指が震えた。
だが、声は逃げなかった。
「はい」
彼はもう一度、はっきりと言った。
「戻り水の中心は、北側にあります」
白い部屋で、余は笑った。
大声ではない。
静かに。
だが、確かに笑った。
《敵側へ偽情報が伝達されました》
「まだ完全ではない」
《はい》
「聖杭技師は疑っている」
《はい》
「若い測量士も、まだ余のものではない」
《はい》
「だが、一度落ちた」
監視面の中で、若い測量士が俯く。
彼は人間側に戻った。
だが、もう前と同じ場所には立てない。
仲間を失い、嘘を持ち帰り、迷宮に殺されなかった。
その記録は、彼の中に残る。
殺すより厄介な傷として。
『ロード』
フィルエの声がした。
『グズ、いい仕事したね』
「当然だ。門番長だからな」
入口側の泥の中で、グズが低く唸った。
褒められたと分かっているのか、分かっていないのか。
ただ、棍棒を持つ手に力が入った。
白砂に書かれた嘘の文字は、戻り水に濡れてゆっくり崩れる。
崩れた砂は、迷宮の奥へ戻っていく。
その水音は、まるで報告書が濡れる音に似ていた。